大阪田辺の家<設計:2007年11月/完成:2008年4月>
・築70数年木造住宅の部分リフォーム
・家族構成/2人(親子)
・構造・規模/在来木造2階建 一部鉄筋コンクリートによる基礎補強
・リフォーム面積約60㎡

引渡しの際に施主さんから「自分の家じゃ、無いみたい」のひと言が、
とても印象的でした。
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キッチンのあった部屋と手前の部屋は、10㎝程あった段差を解消
床は、宮崎産の厚み30ミリ「くんえん杉」です。
30ミリもあれば断熱性にも優れているのですが、床材の下には
ポリスチレンフォームb類3種の断熱材を敷き詰めています。

古い柱や桁材、鴨居なども使える材料は、残し洗うことで再生
させています。
独立して建っている柱には、背比べの傷跡が残されています。

以前は、キッチンで閉ざされていた中庭も姿を現しました。
倒れていた重い石灯篭も監督さん始め皆さんの協力で元の姿に
戻して頂けました。
庭との一体感のあるダイニングキッチンに昔からの風情を復元
できたことと思われます。
新しいキッチンは、収納力をより確保できるように工夫された
オリジナルキッチンです。
キッチン扉には、「浮造り」加工されたくんえん杉が使われています。
夜、ライティングが、「浮造り」に当たりそれが影となることで昼間とは
違った趣を演出してくれます。


勾配のきつかった階段も上り下りが楽になるように新しく付け替え
られました。






中庭を介しての奥の8畳間も全て宮崎産の厚み30ミリ「くんえん杉」
に貼り替えられ装いが変わりました。
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